仕事で通っているうちに、用事がなくてもニセコに来るようになったタカシです。今日がその日。朝の列車で着いて、夕方の列車で帰る。そんな一日が気に入っている。
秋のニセコに来ると、毎年同じことを思う。カボチャが多い。

JRニセコ駅に降りると、駅舎の前にカボチャが山になっている。オレンジも緑も、大きいのも小さいのも、まとめてどさっと。通りを歩けば、店の前にも、花壇の縁にも、またカボチャ。車を走らせてもカボチャ。町じゅうがオレンジ色になる秋の風物詩。

これは町内の農家さんが育てたカボチャを、地域おこし協力隊のみなさんの協力で町のあちこちに配置しているのだそう。今年は小さなおもちゃカボチャが多く、見ていて飽きない。10月11日には〈ニセコハロウィン2026〉も開かれるみたいだ。
駅から歩いて1分、綺羅乃湯。
ひととおり町を歩いて、帰りの列車まで少し時間が残った。せっかくなので、ひと風呂浴びていくことにする。カボチャを眺めながら綺羅街道を少し歩くと、〈ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯〉がある。JRニセコ駅から徒歩1分。帰る前にさっと寄れるのがありがたい。

入館料は大人800円。2026年7月に600円から改定された。ここを使う頻度が高い人なら、12回分8,000円の回数券のほうがおトクで、1回あたりおよそ667円になる。
ニセコエリアの温泉を何軒かまわれる〈ニセコ湯めぐりパス〉も使える。温泉の多い町なので、何日か滞在するならこちらのほうがおトクではないか。

いざ入浴。
風呂の写真は撮れないが、熱すぎず、いつまでも浸かっていられる。晴れた日の露天風呂は最高だね。僕はサウナは入らないけど、ここのサウナ、好きな人には最高らしい。なんにせよ極楽である。
泉質や浴場のことは、綺羅乃湯の公式サイトに詳しく載っているので、そちらをご覧いただきたい。
この日は平日の昼間だったが、見るからに地元の人が多い。常連同士で声をかけ合っていたり、ひとりで黙々と通っている風の人がいたり。観光でニセコに来ている人もいれば、ツーリズムやインバウンドの仕事でこの町にいる人もいるのだろう。駅前にある日帰り温泉というより、町の人の憩いの場に混ぜてもらっている感覚だった。


風呂上がりは大広間で、一本。

そして風呂上がりはやっぱり牛乳だ。といっても、僕は昔からフルーツ牛乳派である。腰に手を当てて一本飲み干すと、ようやく風呂が終わった気がする。
館内のマイトリエで、シュークリームとプリンを買って帰る。
綺羅乃湯のコミュニティーホールには、パンとケーキの〈マイトリエ〉が入っている。北海道産の素材を中心にした手づくりの店で、テイクアウト専門。入館していれば大広間で食べられる。


ショーケースには、シュークリームにプリン、モンブラン。秋らしく、かぼちゃプリンもあった。どれも風呂上がりにつまみやすい値段で、迷った末にシュークリームとプリンを買った。

コーヒーもある。羊蹄山の湧水で淹れる挽きたてで、水出しコーヒーが400円。窓際の席で、外のカボチャを眺めながら飲んだ。

子どもへのお土産にと買って帰ったら、僕の分まで食べられた。
「おいしかったよ」とだけ言われた。それならよかった。よいのである。
ニセコ中のカボチャを見て回って、湯に浸かって、風呂上がりに一本飲んで、甘いものを買って帰る。秋のニセコを半日で満喫するなら、駅を降りてこの順番はどうだろう。
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
所在地 ニセコ町字中央通33(〒048-1512)[google map]
電話番号 0136-44-1100
営業時間 10:00〜21:30(最終受付21:00)
休館日 第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日)※8月〜10月は無休
入館料 大人800円、小人300円、幼児無料/回数券12回 大人8,000円
公式サイト https://kiranoyu.com/
マイトリエ(綺羅乃湯コミュニティーホール内)
営業時間 10:00〜19:00(売り切れ次第閉店)
定休日 火曜、水曜
※掲載の内容は取材当時のものです。
※商品や価格は時期により変わります。





